【レポート】願いを一に、神と仏と人と… 「第二回 神仏集合展」

【レポート】願いを一に、神と仏と人と… 「第二回 神仏集合展」

昨年11月に開催し、お客様、出展者の皆様双方から大きな反響をいただきました「神仏集合展」。第二回展となる今回も、日本在住の外国人の方、お子様と、老若男女、国を問わずたくさんの方が、完全防備ご来場されています!
会期も残すところあと一日となりましたので、ご出展の皆さまの作品をご紹介して参ります!

飯島智子さんの作品

▲粒彩画(りゅうさいが)と呼ばれる砂を画材に用いた飯島さんの作品。18色あるカラーサンドによって描かれた可愛らしい仏様の姿は、見る人をほっこりと優しい気持ちにいざないます。

竹岡哲雄さんの作品


▲茶吉庵のお向かいにある来恩寺のご住職の竹岡さんの作品。本職で日常から神仏と対話されていることもあり、仏画を構成する線の一本一本に魂が宿っています。今回は陶の地蔵作品もご出展くださいました。

雀蜂子さんの作品

▲少年をモチーフに青を基調とした点描画を描かれる雀さんの作品。透明感の中にもどこかアンニュイな雰囲気が漂っています。翼を纏う少年達の瞳の先に見通すものは…

秀多(ひでかず)さんの作品


▲神仏のみならず、神仏を取り巻く物語そのものを自由な発想で切り絵で体現される秀多さんの作品。八百万の神仏は多くの人の希望を祈る姿です。

磯山宗明さんの作品

▲如意輪観音の木彫作品。年月を経て深みのある表情と色合いを醸し出す仏像は、桂の木一本の丸太彫りで出来ています。

水代霙さんの作品

▲花を彷彿とさせる曼荼羅を纏う神鳥の作品。鳥の顔と、数多の色鮮やかな曼荼羅から垣間見える人間の女性の体躯は、とても神秘的です。

Hanonさんの作品

▲羽をメインテーマに優しいビジュアルを持つ神仏の切り絵作品を作られているHanonさん。今回は「閻魔大王」「不動明王」といかついビジュアルの神仏に挑戦してくださいました。いかついながらも中からはどこか優しさがにじみ出ています。

イイフミエさんの作品


▲蓮の花をモチーフに描かれたイイフミエさんの作品。「咲き誇る蓮」「朽ちゆく蓮」を携える仏の姿は世の無常そのもの。墨絵の作品は現地まで取材にいかれ、現場で制作されました。

内田勝美さんの作品


▲「祝詞」「八咫烏」をモチーフに制作された内田さんの作品。光を当てると白を基調に制作された祝詞作品は影によって浮き上がり、八咫烏の作品は滝や木々の背景に施されたホイルが輝き、カラスの黒を際立たせ、作品をより神々しいものにしています。

kana.さんの作品

▲今回は西国三十三所の仏をテーマに作品を制作されました。プニッと可愛らしくデフォルメされたkana.さんの仏様は若い方だけでなく、ご年配の方々にも大人気です。

霞楽箱(からばこ)さんの作品


▲霞楽箱さんの焦がし絵作品。迫力のある龍と烏天狗、剣獅子に加え、今回は慈愛溢れる天女の作品を制作されました。犠牲になったものに愛悼を手向けらる天女の姿は涙を誘います。

ハルトさんの作品

▲日本画で優しいタッチで描かれたハルトさんの神仏作品。今回は「」「瀬織津姫様」と大きな作品もご出展くださいました。

翔にゃんさんの作品

▲アクリルパネルで絵の具を挟み込むという斬新な表現で制作された翔にゃんさんの神仏作品。侍従で広がる絵の具の表現は何とも有機的で不可思議です。過去にCGで制作された不動明王のイラスト作品もあり、見比べるととても面白いです。

谷口公太さんの作品


▲水性カラーマーカーポスカで描かれた谷口さんの作品。今回はコロナから着想を得て、仏教における「三密」、そして疫病退散の願いを込め「アマビエ」をご自身のモチーフである花と女性にのせて制作されました。

徳平薫さんの作品

▲色鉛筆で描かれた徳平さんの作品。淡い色使いとタッチで描かれた麒麟と人間の友情は優しくも幻想的で、見る人に色んな物語を思い起こさせます。

Kirittai 大東守さんの作品

▲一枚の紙から切り出して折られるKirittai 大東さんの龍と神仏作品。とりわけ「素盞嗚尊」は複数の紙を一枚の紙に繋げて切り、髭などの各部位は顔の相当部分に切り込みを入れて差し出すという大変ギミックの効いた面白い作品です。


▲今回、土間スペースでは会期中、大東さんによるKirittai実演制作も行われ、ペットやご家族の顔、来年の干支の丑など、色んなオーダー作品が制作されました。

様々な表現手法やモチーフで制作された神仏作品集う今展覧会。コロナ禍という状況もあり、どの作品にもどこかに”世の平穏”という祈りが込められており、また、ご来場いただいた多くの方も、”世の安寧”という願いとともに作品をご鑑賞いただいたように感じます。

第二回 神仏集合展

◆出展作家◆
飯島 智子
イイフミエ
磯山 宗明
内田 勝美
kana.
霞楽箱
Kirittai
翔にゃん
雀 蜂子
竹岡 哲雄(来恩寺)
谷口 公太
徳平 薫
Hanon
ハルト
秀 多
水代 霙

◆開催日時
2020年11月22日(日) ~ 11月27日(金)
12:00 ~ 18:00まで
(最終日は16:00まで)
※入場無料

◆開催場所
茶吉庵ギャラリー
〒581-0883大阪府八尾市恩智中町3丁目-1
公共交通機関をご利用の場合は「JR環状線 鶴橋駅」から徒歩で「近鉄 鶴橋駅」へ。「近鉄大阪線」普通にて「恩智駅」下車。 徒歩8分。

◆お問合せ
Tel:072-943-7007
E-mail:info@chakichian.co.jp

◆備考
・近鉄大阪線「恩智駅」下車 徒歩8分。
・会場に駐車場はございません。お車でお越しの際は駅周辺のコインパーキングをご利用下さい。
・駐輪スペースは茶吉庵入口前と森の地蔵前になります。

   

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