【レポート】示現するアート『第四回 神仏集合展』

【レポート】示現するアート『第四回 神仏集合展』

2024年11月27日より開催の『第四回 神仏集合展』
おかげさまでお客様、作家様ともに茶吉庵ギャラリーを代表する人気企画展へと成長し、連日たくさんの方にお越しいただいております。

示現:仏や菩薩が衆生を救済するために姿を変えこの世に現れること。神仏が霊験を示すこと。

会期も残すところあと一日となりましたので、今回の出展作品をご紹介してまいります。
(※AI学習禁止・無断転載禁止)

谷口公太さんの作品



▲水性カラーマーカーポスカで描かれた谷口さんの女神と花作品。今回の新作ルチアは殉教者にして目の神。非業の死を遂げながら僅かに微笑んでいる様に見える彼女は見るものに何を訴えかけるのか。

Ryusei.さんの作品



▲書と絵画を融合させたRyusei.さんの作品。祈りを込め、墨と胡粉のしぶきを上げてほとばしる龍は現実世界に生きて出てきそうなほどの躍動感にあふれています。

関健次郎さんの作品


▲関さんのミクストメディア作品。写真に施されたエナメル塗料とクリスタルガラスは深淵な仏の世界に更なる不思議な重厚感を与えています。

みっちゃんさんの作品


▲みっちゃんさんのパステル曼荼羅アート作品。パステルを使い、梵字や龍体文字の曼荼羅を花にのせて優しい色づかいと表現で描かれています。

熱燗さんの作品


▲色鮮やかな色彩で描かれた熱燗さんの絵画作品。「天女の集い」と名付けられた抽象画からはアクティブなエネルギーが感じられ、白の色彩は天女の羽衣のように見えます。

桜木すみよさんの作品



▲桜木すみよさんの写真作品。空や雲、神社仏閣を撮影されたお写真はその時の空気感をも伝える現像ならではの味わいです。

アトリエ優羽さんの作品


▲アトリエ優羽さんのパステル神聖幾何学作品。パステルを使った幾何学文様は優しさと美しさを兼ね備え、要所に散りばめられたスワロフスキーが煌びやかさを演出します。

栞甫さんの作品


▲栞甫さんの絵画作品、日本画材を用いて描きあげられた神獣は上品な雰囲気を纏いながらも、その目は愁いを帯びており、どこかミステリアスな雰囲気を漂わせています。

八尾家出文さんの作品


▲八尾屋出文さんの銅版画作品。銅版画のポテンシャルを活かした作品は、石仏の質感や立体感を佇まいを如実に捉えています。

ムネアツシさんの作品



▲ビビッドな色使いでポップに描かれた「八岐大蛇」がテーマのイラストレーション作品。とてもスタイリッシュかつユーモアに溢れています。F30サイズキャンバス2枚でのダイナミックな組作品。

kana.さんの作品


▲1m50cmを超える屏風状のkana.さんの大作。
描かれた仏や菩薩の表情はとても可愛らしく、死をも照らす明るさや楽しささえも感じさせます。
「來迎図」とは臨終の際に迎えに来る仏や菩薩の様子を描いた図。

イイフミエさんの作品



▲多彩な筆致とにじみを活かして描かれたイイフミエさんの墨絵作品。蓮の花を抱く今回の新作「金剛華菩薩」は墨絵作品ながら異国情緒も感じることができる面白い作品です。

雀蜂子さんの作品



▲青を基調とした点描画を描かれる雀さんの作品。少年と天使をモチーフに透明感の中にもどこかアンニュイな雰囲気が漂っています。

アトリエHaruhi 陽日 いわつようこさんの作品




▲いわつさんのウッドバーニング作品。シンプルな構図に焼き込まれた木の風合い、顔彩による和の色彩の調和が取れたとても上品な作品です。

竹岡哲雄さんの作品


▲茶吉庵のお向かいにある来恩寺のご住職の竹岡さんの作品。本職で日常から神仏と対話されていることもあり、仏画を構成する線の一本や混色にも魂が宿っています。

徳平薫さんの作品


▲色鉛筆で描かれた徳平さんの作品。淡い色使いの中にも楽しいタッチで描かれたアメノウズメノの姿は現代的でとても楽しい作品です。

飯島智子さんの作品



▲粒彩画(りゅうさいが)と呼ばれる砂を画材に用いた飯島さんの作品。18色あるカラーサンドによって描かれた可愛らしい仏様の姿は、見る人をほっこりと優しい気持ちにしてくれます。

櫻屋蜃気楼(さくやみらーじゅ)さんの作品


▲櫻屋さんの半立体不動明王作品。今回の神仏でも櫻屋の持ち味である”ユルい”作風は健在です。

古来よりこの現世において人はさまざまなものに神や仏を見出してきました。

偶像・現象・自然・法則

あるいは人そのもの

この神仏集合展ではまさにアート作品として神仏が示現したといえます。

次回の『第五回 神仏集合展』は2026年11月 神無月に開催予定です。

第四回 神仏集合展

◆出展作家◆
熱燗
アトリエHaruhi陽日 いわつようこ
アトリエ優羽
飯島智子
イイフミエ
kana.
桜木すみよ
櫻屋蜃気楼
栞甫
雀蜂子
関健次郎
竹岡哲雄(来恩寺)
谷口公太
徳平薫
みっちゃん
ムネアツシ
八尾家出文
Ryusei.

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©谷口公太『チャクラ』

◆開催日時
2024年11月27日(水) ~ 12月2日(金)
12:00 ~ 18:00まで
(最終日は16:00まで)
※入場無料

◆開催場所
茶吉庵 和室ギャラリー
〒581-0883大阪府八尾市恩智中町3丁目-1
公共交通機関をご利用の場合は「JR環状線 鶴橋駅」から徒歩で「近鉄 鶴橋駅」へ。「近鉄大阪線」普通にて「恩智駅」下車。 徒歩8分。

◆お問合せ
Tel:072-943-7007
E-mail:info@chakichian.co.jp

◆備考
・近鉄大阪線「恩智駅」下車 徒歩8分。
・会場に駐車場はございません。お車でお越しの際は駅周辺のコインパーキングをご利用下さい。
・駐輪スペースは茶吉庵入口前と森の地蔵前になります。

   

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