2026年㋁4日より開催の
『薬師寺一彦 彫刻展 もののめ』
『薬師寺一彦・安田寿子・濱谷宗慎 三人展 精霊』
【もののめ】
《山野のあちらこちらで生命が芽吹く早春の気配や、生命力に満ち溢れた草の芽・木の芽全体を指す言葉》
【精霊】
《山や川、土地、草木などに宿っていると考えられる超自然的な魂》
洗練を極めた薬師寺さんの個展
互いを優しく包み込み、一つに融けあう三人展
美しく調和する二つの展覧会に各界から絶賛の声を多数頂戴しております。
春分を境に開催となった今回の展覧会をまさに象徴するタイトルのように感じます。
最終日となりましたので今二つの展覧会の出展の作品をご紹介して参ります。
【薬師寺一彦 彫刻展 もののめ】
Slow Dance
My ORCA




▲薬師寺さんの原点といえる海とイルカの作品。精密に彫刻したイルカ像をアクリルに封じ込めた透明な作品は、海をそのまま地上へ切り出して来たかのような美しさと臨場感を放っています。
精麻の作品




▲薬師寺さんの新たな素材「精麻(せいま)」を使った作品。丁寧に解きほぐされて螺旋をともない綯われた精麻作品はとても清浄で、風の息吹を感じることができます。
もののめ

▲今展のメインビジュアル作品。精麻を使って作られた一輪の蓮の花はとても凛として気高い佇まいです。今展ではじめて、精麻による植物をモチーフとした作品をつくられました。
ジュエリーシリーズ




▲ネイティブアメリカンのご友人との交流から生まれたジュエリー作品。天然石やシルバーを素材にスタイリッシュにデザインされた龍や蓮は、鱗や葉脈など細部まで緻密に作られ、薬師寺さんの作品のエッセンスが凝縮されています。
高橋和希さんとのコラボレーション作品






▲薬師寺さんのご友人の漫画家 高橋和希さん原作『遊☆戯☆王』に登場するアストラルとホルアクティ。水の宝珠を抱く高橋さんの描きおろしのアストラル像とその宝珠宿るドラゴンとホルアクティを精麻で形どった薬師寺さんの彫刻作品。とてつもない神々しさを放っています。
薬師寺一彦・安田寿子・濱谷宗慎 三人展 精霊
薬師寺一彦さんの作品




▲あるものは森で、あるものは空で、あるものは大地で。透き通る座に佇む六体の精麻の体の生き物たちは、七色に輝く蓮の花を守護する守り神の様です。
安田寿子さんの作品
緑風シリーズ




▲淡い緑色で描かれた山並みはとても静謐で、上品な胡粉の白や金泥雲母の煌きをともなってとても神聖な雰囲気を醸し出しています。
心象景




▲夜の山々を描いた安田さんの心象風景。それぞれ干支が描かれた十二枚組作品の四枚。夜空に瞬く星座と静かに光を纏う生き物が神秘的な雰囲気を湛えています。
ニライカナイ

▲今展のテーマと薬師寺さんの作品にインスピレーションを受けた新作。
安田さんのテーマカラー青と緑を紡ぐように、様々な色が優しく折り重なり、この世と異世界の境界を神秘的に描き出しています。
濱谷宗慎の作品
風のcompositionシリーズ




▲羽の切り絵をツールとして、風というエレメントのもつ表情を表現した作品。
水のunitシリーズ




▲蓮や鯉の切り絵、レジン、木盆の木目をツールとして、水というエレメントのもつ表情を表現した作品。
5エレメンツ



▲木・火・土・金・水 五行を図案化した切り絵作品。グラデーションフィルムを切り絵に貼付け、光の微妙な透過効果を表現。今展のエレメントシリーズの原点となった作品。
【水の旅 縄文の記憶】
薬師寺一彦 トークショー&スライドショー
2/5茶吉庵併設のゆくるカフェにて、薬師寺一彦さんの活動の軌跡をたどるトークショーが開催されました。




▲沖縄「美ら海水族館」で薬師寺さんがデザイン、設計された、事故で尾びれを失ったイルカのための人口尾びれ。トークショーでは実際に参加者の皆様に触っていただきました。
【精麻作品ワークショップ】




▲会期中、個展会場では精麻作品を制作するワークショップが行われました。WSでは精麻を使ったブレスレットやしめ飾りを制作。
[インタビュー]
精麻と縄文土器片という新しい素材に出会われた薬師寺さん。精麻という素材を使ったワークショップ、個展を開催できる拠点を全国で探しておられ、大変うれしいことに、今回、茶吉庵ギャラリーをその一つとして選んでくださいました。
会期も終盤になりましたので、主催の薬師寺一彦さん、参加者の安田寿子さんに今展覧会へのお気持ちをおうかがいいたしましたのでご紹介いたします。
薬師寺「本当にとても楽しい会期でした。ワークショップはもちろ、ゆくるカフェさんでのトークショーと、やりたいことを本当に好きにやらせてもらえたのでとても満足です。古民家の米蔵という、茶吉庵だからこそできる展示、このメンバーだからできる調和の取れた展示ができたので、ぜひまた茶吉庵で安田さんと濱谷さん、ゆくるカフェさんと次回も開催できればと考えています。」
安田「作品だけではなく、展示全体の雰囲気を考えての展示というものは普段の活動ではなかなかないので、今回の展覧会に呼んでいただけたことは、とても楽しく、記憶に残る素敵な経験になりました。刺激とインスピレーションも大いにいただけたので、これからの作家活動にぜひ活かしていきたいです。」
たくさんの実を結んだ今回の二つの展覧会。
本当に閉幕が名残惜しく、茶吉庵ギャラリーにとっても、とても素晴らしく、心洗われる展覧会となりました。
結びとして、薬師寺一彦さんの想いをご紹介させていただきます。
三人の友と新たな挑戦
これまで、水の精霊をカタチにしたいと願い、透明な素材で彫刻を創り続けてきました。本展は、新たな素材「精麻」を用いて、風の精霊を表現する作品に挑戦しています。
この挑戦には、支えてくれだ”かけがえのない三人の友”の存在があります。
藁細工作家 藤山順二氏
龍のしめ縄を共に創る藤山氏は、しめ縄の師であり、私の創造性を深く理解してくれる戦友です。彼の熟練の技と自由な発想は、常に私に新たな刺激を与えてくれる大切な存在です。
漫画家 高橋和希氏
私の作品の精神性を深く理解し、創作について互いに語り合う大切な友でした。龍についてよく話題にし、創作については「プリミティブな素材への挑戦をしてみたら」と背中を押して下さいました。いただいた温かな言葉はずっと私の心の中にあります。
縄文遺物収集家 千葉昭氏
縄文文化に深い造詣をお持ちの千葉氏は、私の作品に縄文の祈りのようなものを感じ取ってくださいました。それがご縁で交流を重ねて、創作に貴重な助言と刺激を与えてくれる恩人です。
三人の友の後押しで、精での作品創りが始まりました。精麻は古来より神聖な素材として用いられてきました。初めて触れた時とても清らかな風を感じ、この素材を通して太古の精神性を表現したいと思いました。風の彫刻も水の彫刻も自然への祈りをカタチにした作品です。背景には、縄文時代から続く日本人の精神性があります。目に見えないものに祈りを捧げるような、古代の心は現代にもあるはずです。作品を通して、いにしえより受け継がれてきたものを感じていただければ幸いです。
薬師寺一彦
薬師寺一彦 彫刻展 もののめ
薬師寺一彦・安田寿子・濱谷宗慎 三人展 精霊
◆出展作家◆
薬師寺一彦 @kazyakushiji
安田寿子
濱谷宗慎 @hamatanimunechika
◇オリジナルBGM制作◇
櫻井淳 @jun59602017
【薬師寺一彦 ワークショップ開催】
個展会期中、精麻、縄文土器片を使い、
午年しめ飾りやブレスレットを作るワークショップを開催いたします。
お申込み、参加費等、詳しい情報はSNSにてお知らせいたします。
◆開催日時
2026年2月4日(水) ~ 2月9日(月)
12:00 ~ 18:00まで
(最終日は16:00まで)
※入場無料
◆開催場所
茶吉庵 米蔵ギャラリー
〒581-0883 大阪府八尾市恩智中町3丁目-1
公共交通機関をご利用の場合は「JR環状線 鶴橋駅」から徒歩で「近鉄 鶴橋駅」へ。「近鉄大阪線」普通にて「恩智駅」下車。 徒歩8分。
◆お問合せ
Tel:072-943-7007
E-mail:info@chakichian.co.jp
◆ゆくるカフェ◆
茶吉庵内の古民家カフェ☕️
⚫︎会期中Openしてます。
11:00〜17:00
【水の旅 縄文の記憶】
薬師寺一彦 トークショー&スライドショー
◇日時:2026年2月5日(木)
18:30-20:30
◇会場:ゆくるカフェ[茶吉庵 内]
◇TEL:090-3051-4426(ゆくるカフェ)
◇参加費:10,000円
生演奏と、身体に優しい食。
縄文の記憶を辿る、ゆったりとした夜。
縄文土器片のお土産付き
⚫︎土日の夜は『よるゆくる』Open🍶
17:00〜21:00
カフェご予約、詳細は下記まで
090-3051-4426
◆備考
・近鉄大阪線「恩智駅」下車 徒歩8分。
・会場に駐車場はございません。お車でお越しの際は駅周辺のコインパーキングをご利用下さい。
・駐輪スペースは茶吉庵入口前と森の地蔵前になります。
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