【レポート】愛の系譜『Family Tree』

【レポート】愛の系譜『Family Tree』

2025年6月25日より開催の『Family Tree』
家族・種族がテーマである今展。
様々な切り口で表現されたハイクオリティでとても密度の濃い作品と展示に、お客様、作家様双方から大変な反響をいただいております。

最終日前日となりましたので今回出展の作品をご紹介して参ります。

青木猿頬さんの絵画作品




▲モノトーンに加えられた一系色、敢えて描かない部分を設け空間を活かす構成、随所にちりばめられた煌めき。何気ない家族の日常の一コマをとてもスタイリッシュかつロマンティックに美しく描かれています。

高山滉平さんの作品




▲ネクタイをモチーフにした作品は、昔、戦場へ向かう兵士が愛する人の想いを結んだお守りから、人の物語を描いたシリーズ。上品な日本画絵具の色彩とウッドバーニングのシャープで深みのある茶色の線描の相乗がとても味わい深いです。

鴨川抄子さんの作品




▲鴨川さんの漆芸作品。流木や貝など素材のしなやかな曲線に漆の色合いと光沢を上手く施すことで、命の誕生の根源ともいえる作品を丁寧な技術と感性で美しくアダルティに表現されています。

まよいふきさんの作品




▲恐竜をモチーフにした立体造形作品。陶や石塑粘土で出来た恐竜は、骨格、筋肉、恐竜の愛嬌や親子の愛情たっぷりの表情までもが精密に作られており、作陶から焼成、絵付までの凄まじく丁寧な手仕事を感じる事ができます。

谷山未来さんの作品




▲大自然を謳歌する自然の生き物。人間と共に暮らしている大切はパートナー。ペンとアクリルの混合技法で色彩豊かに描かれたさまざまなシーンの生き物たちはとてもたおやかで、華やかな存在感を放っています。

なめろうクラブさんの作品




▲現代都市風俗画としての絵画とファンシーな動物イラストのはざま作品。世知辛い世の中の酒場のほの暗い賑わいの中、様々な事情を持った生きる者たちが、優しく気さくに寄り添う暖かい世界を動物に託して表現されています。

迫佐代子さんの作品




▲迫さんのご家族を描かれた日本画作品。お義父様とお父様を描いた80号の大作からお二人の積み重ねた人生が、お孫さんを描かれた新作からは新しい命の力強さが伝わってきます。80号の大作2点揃ってのご出展は今回が初めてです。

田仲明代さんの作品




▲田仲さんの日本画作品。誕生から成長、成熟まで、人や生き物が育む命の営みと尊さの表情をよく捉えて、鑑賞者にその空気感や感情を優しく伝えています。

鈴江龍雅さんの作品




▲鈴江さんのミクストメディア立体作品。日本画技法を取入れた作品はとても丁寧に仕上げられ、ドライフラワー、生き物の殻など様々な素材を使った作品はかつての命の痕跡を昇華し伝えています。今回はアクロバティックな空中展示で神秘的世界を展開。

船曳信世さんの作品




▲地球の絶滅の危機に瀕した生き物たちを描いた細密鉛筆画作品。骨格や皮膚の皺、毛の一本一本、瞳に宿る感情など、細部まで愛を込めて描かれています。「Life~キリンの社会に学ぶ~」は実物大のキリンを和紙に描いた全長約7mの超大作。

濱谷宗慎の作品




▲受精卵、生命の誕生を幾何学の切り絵で表現した作品。メタリックカラーによる幾何学・七宝紋の切り絵は細胞分裂と遺伝子情報を図案化し表現しています。

【family tree(ファミリー ツリー)】
英語で「家系図」を表す言葉。

時代が変わっても種の存続とともに様々な形であり続ける私たちの最も身近な集合体“家族”。
支え合い、固い絆で結ばれるその根底には必ず愛が存在します。

・大切なものへの慈しみ
・生命の根源への賛美
・地球上すべての生き物の共存共栄への願い

今展の作品はあらゆる種の垣根を越える愛があふれる作品ばかりです。

Family Tree

◆出展作家◆
青木猿頬
鴨川抄子
迫佐代子
鈴江龍雅
高山滉平
田仲明代
谷山未来
なめろうクラブ
濱谷宗慎
船曳信世
まよいふき

◆開催日時
2025年6月25日(水) ~ 6月30日(月)
12:00 ~ 18:00まで
※最終日は16時まで
※入場無料

◆開催場所
茶吉庵 米蔵ギャラリー
〒581-0883 大阪府八尾市恩智中町3丁目-1
公共交通機関をご利用の場合は「JR環状線 鶴橋駅」から徒歩で「近鉄 鶴橋駅」へ。「近鉄大阪線」普通にて「恩智駅」下車。 徒歩8分。

◆お問合せ
Tel:072-943-7007
E-mail:info@chakichian.co.jp

◆備考
・近鉄大阪線「恩智駅」下車 徒歩8分。
・会場に駐車場はございません。お車でお越しの際は駅周辺のコインパーキングをご利用下さい。
・駐輪スペースは茶吉庵入口前と森の地蔵前になります。

   

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