7月29日から開催の『昭和ノスタルジヰ展』
開催前から多くの反響をいただき、開催後は多くの皆様に郷愁の虜となっていただいております。
知ったいる世代も、知らない世代もなぜ今これほど「昭和」に惹き付けられるのか?
会期も折り返しとなりましたので、今回ご出展の作品をご紹介してまいります。
木元研次さんの作品
▲Illustratorソフトを使って描かれた木元さんのイラストレーション作品。60〜70年代の漫画やアニメ、特撮をモチーフとしたジュブナイルイラストは子どもが憧れる”カッコイイ”で満ちあふれています
オカジマヨシコさんの作品
▲「絵を描くことは楽しいこと!誰もが楽しい」がテーマのオカジマさん。平面、立体を問わず、大好きなものを極彩色に彩った作品は見る人に元気と楽しさを届けます。
谷口公太さんの作品
▲谷口さんのポスカ画作品。今回はクリームソーダ・ブルーハワイ・レモンスカッシュ、黒振袖と般若の花嫁と、昭和に流行した飲み物とスタイルを作品にされました。飲み物の少女は飲み干される運命かどこか物憂げで、花嫁は誇らしげです。
やねんさんの作品
▲やねんさんの水彩色鉛筆イラスト作品。瞳が大きくふわっとした髪の少女。背景に描かれた花や妖精は今ではなかなか見られなくなった乙女心満載の古き良き少女漫画に登場するヒロインそのものです。
手造り布人形 みの里さんの作品
▲みの里さんの心温まる布人形作品。昔懐かしい”お爺さん””お婆さん”との暮らしをモチーフにした作品は、日々忙しさに飲み込まれる現代の私達に癒しと和みをもたらしてくれます。作品にはそれぞれプロフィールも存在します。
にしじまのりこさんの作品
▲にしじまさんの切り絵作品。昭和レトロな商店街で生活を営む猫達たちを和紙を用いて切り上げた作品はとてもおシャレでハイセンスです。商店街の風景は一枚の写真と8mmフィルムの実際の映像を元に制作されており、反転された看板文字には秘密があります・・・
山本コミセン講座有志(山﨑和裕さん)の作品
▲戦後間もない「戎橋」を描いた水彩画作品。山﨑さんの記憶を手がかりに描かれている作品は、写真よりも感情豊かに描かれています。
山本コミセン講座有志(岡山エツ子さん)の作品
▲冬の昭和の日常を描いた岡山さんの絵画作品。優しい色づかいで描かれた火鉢やお餅、温かなじんべ姿の祖母孫はとてもほっこりします。
山本コミセン講座有志(堀川雅仁さん)の作品
▲記憶を頼りに描いた堀川さんの昔の学校風景を描いた作品。木造校舎ダルマストーブで暖をとる生徒、パーマが掛かった女の先生と昭和時代のエッセンスがちりばめられており、絵のタッチ共相まって当時の空気感まで伝わってきます。
勝又つかささんの作品
▲戦う架空の怪獣とヒーローを描いた勝又さんのパノラマ絵画作品。鳥瞰風に描かれた昭和の街並がとても細やかかつダイナミックです。戦いのシーンながら気にせず穏やかに生活している人々がとてもシュールです。靴は昭和の花柄白物家電に着想を得たお洒落でレトロなペイント作品です。
ChiHaruさんの作品
▲ChiHaruさんの代名詞にもなっている“ダンボール”に描かれた“廃墟・廃品”作品。非常に高い描写力で描かれた裏路地や錆付いた一昔前の看板など、時代とともに見ることができなくなっていく風景、支持体そのものもダンボールと作品は“朽ちていくもの”への賛歌であふれています。
みつやまさんの作品
▲みつやまさんのアクリル画作品。人間の感情など”臭う”部分にスポットを当ててそれを象徴的に描かれれています。今回の作品から当時の人間が持つ「寂しさ」や「哀愁」が漂ってきます。
辻笙さんの作品
▲架空の怪獣を描いた辻笙さんの作品。「マンダム」「シャービック」「グリコロン」と当時のお菓子や化粧品をヒントにデジタルワークで怪獣ポスターを制作。それを辻笙さん真骨頂、立体切り紙で立体作品化しております。今回は怪獣の缶バッジが出るガチャも登場。
昨今の言葉でなぜ「エモい(emotional)」と昭和は評されるのか?戦後高度経済成長に向けて、たとえ今ほどの技術がなくとも、それを補ってあまりあるほど前進に向けてのアッパーな情熱と意欲があったからだと思います。そしてアートやアーティストの根底に潜む衝動と決して相容れないものではなく、時代が移り変わろうとも表現者たちはそれを胸に邁進していきます。
昭和ノスタルジヰ展
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