2021年11月26日より開催の「四神展」。アートファンの方、歴史ファンの方共に大変大きな反響をいただいております。最終日前日となりましたので今回出展の作品をご紹介して参ります。
徳平薫さんの作品
▲色鉛筆画の四神作品。「安息日(写真二枚目向かって右作品)」は徳平さんの持ち味である優しい表情をとらえた作品は今回の四神作品でも顕在です。
櫻屋蜃気楼(さくらやみらーじゅ)さんの作品
▲未だかつてないほどのユルさで描かれた四神のイラスト作品。見る人の心を揉みほぐすその姿はゆるキャラを髣髴とさせ、今展でも2000年代以降のゆる画風を代表する作品です。
Kayoko nani o ola’a Yanagishimaさんの作品
▲「ハワイアンリボンレイ」で四神を表現した作品。通常、花を表現素材とするハワイアンリボンレイで獣をモチーフに制作された意欲作です。25メートル(朱雀は90メートル)を超えるリボンを緻密に、華麗に、編上げた作品は圧巻です。
Kirittaiさんの作品
▲一枚、あるいは一枚に繋げた紙をハサミで切って立体的に織り上げたKirittaiさんの作品。今回はKirittai作品だけでなく四神のいる背景も凝ったつくりで、紙粘土によるマチエールがとても面白です。
旭映さんの作品
▲ミリペンによる旭映さんの絵画作品。圧倒的細密描写によるモノトーンの四神はオリエンタルな空気が漂い、構図から額装のチョイスまで高いセンスが光ります。旭映さんは、グルーデコをはじめさまざまなアクセサリー作品も手掛けられています。
イイフミエさんの作品
▲イイフミエさんの墨絵作品。今回四神が描かれたのはなんと、楽器のカホン。白木でできたカホンの四面を活かし、原初に近い形状の四神が描かれています。今展覧会一番の衝撃作品です。
柴田洋美さんの作品
▲柴田洋美さんのイラストレーション作品。ファンタジーコミック作品のカラー原画のような、さわやかな色使いと丁寧な線がとても魅力的です。
霞楽箱さんの作品
▲霞楽箱さんのPyrography(焦がし絵)作品。今回は4枚の木製のお皿に四神が描かれています。羽や鱗の一枚一枚が丁寧に焦がし込まれているのはもちろん、描く器の木の種類や木目もそれぞれの四神に合わせて活かされています。
辻笙さんの作品
▲茶吉庵では初の辻笙さんのワイヤーアート作品。極彩色の針金に原子的装飾が描れたキャンバスが縫製されています。見えないものを作品で可視化するアーティストはシャーマンだと辻さんは捉えています。
azutinさんの作品
▲azutinさをの書と墨絵作品。ダイナミックな書と小さなキューブに描かれた神獣が対照的な作品。キューブの四神の表情がユニークです。キューブはお手に取って見ていただけます。
豊下康次さんの作品
▲豊下さんの日本画 絵文字作品。仏教における聖地 須弥山の四方の守護天と四神を組み合わせた作品。四天の力強さと四神の神々しさが相乗され厳かな雰囲気が漂います。
谷口公太さんの作品
▲谷口公太さんのポスカ画大作。色鮮やかな中国の衣装を身に纏った女性はとても高貴で艶やかです。あえて瞳を入れていない四神は人知を超えた存在である事を象徴しています。
藤井孝仁さんの特別出展作品
▲天井画を描いた藤井さんが、茶吉庵の戸板に描いた華麗な「麒麟」。作品は天井画と同じ膠入りポスターカラーで描かれています。天井画ではなかなか見るのが難しい細部の表現や色合まで間近で鑑賞できます。
古来は中国より伝わり、日本ではキトラ古墳をはじめ、聖なる地の四方を守ってきた神獣。その美しく神々しい姿は時代を問わず人々の心を魅了してやみません。
令和時代の日本、今回の四神展の作品も、本当に魅力あふれる作品ばかりです。
四神展
◆出展作家◆
旭映
azutin
イイフミエ
Kayoko nani o ola’a Yanagishima
霞楽箱
Kirittai
櫻屋蜃気楼
柴田洋美
谷口公太
辻 笙
徳平 薫
豊下 康次
◆DM・バナーメインビジュアル
茶吉庵 四神天井画
藤井 孝仁
◆開催日時
2021年11月26日(金) ~ 12月1日(水)
12:00 ~ 18:00まで
(最終日は16:00まで)
※入場無料
◆開催場所
茶吉庵ギャラリー
〒581-0883大阪府八尾市恩智中町3丁目-1
公共交通機関をご利用の場合は「JR環状線 鶴橋駅」から乗換え「近鉄 鶴橋駅」へ。「近鉄大阪線」普通または区間準急にて「恩智駅」下車。 徒歩8分。
◆お問合せ
Tel:072-943-7007
E-mail:info@chakichian.co.jp
◆備考
・近鉄大阪線「恩智駅」下車 徒歩8分。
・会場に駐車場はございません。お車でお越しの際は駅周辺のコインパーキングをご利用下さい。
・駐輪スペースは茶吉庵入口前と森の地蔵前になります。
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