11月25日から開催の『第三回 神仏集合展』
神仏集合展もおかげさまで、たくさんのお客様、たくさんの出展者様、双方から開催を心待ちにしていただくほど、茶吉庵を代表する人気の企画展へと成長いたしました。
今回で三回目の開催を迎える今展もいよいよ残すところあと一日となりましたので、出展作品をご紹介して参ります。
阿部佑仁さんの作品
▲左『宵の陽(大日如来)』 ・ 右『陰陽(天照大神)』
二大最高位神仏を描いた阿部さんの日本画作品。高い描写と透き通る様な髪や絹の様な肌の質感、多くの人を魅了する珠玉の作品です。
吉田イキルさんの作品
▲弥勒菩薩を描いた吉田さんの水彩画作品。祈る様な穏やか表情をたたえる弥勒菩薩。全ての遍く人々を許しと救いへ導く優しさが伝わってきます。
岡島由紀子さんの作品
▲麒麟の切り絵作品。奥行きを生かして半立体にレイアウトされた、ハサミでレース状に切上げられた作品は”超絶技巧””神業”という言葉も霞む程のとてつもない技術とセンスで作り上げらており、多くの人が感動と驚嘆へ誘っております。
神野美紀さんの作品
▲神の使いの物語を綴った神野さんの作品。印刷、活版の高い技術と知識を活かして白木に刻まれた神使の物語は、素材の味と技法によって、その臨場感が何倍にも膨れ上がります。
イイフミエさんの作品
▲多彩な筆致と素材に描かれたイイフミエさんの絵画。毘沙門天と吉祥天は実際にそこにいる以上の圧倒的存在感を放っています。
谷口公太さんの作品
▲水性カラーマーカーポスカで描かれた谷口さんの作品。今回は「阿頼耶識(あらやしき)」「唯識(ゆいしき)」と仏教の概念をご自身のメインモチーフである「女神と花」にのせて描かれた新作はとてもミステリアスです。
矢部あづささんの作品
▲十二神将を描いた矢部さんの墨絵作品。デフォルメされた十二神将は厳しい表情を浮かべつつもどこかユニークで見る人に一時の癒しをもたらします。
kana.さんの作品
▲プニッと可愛らしくデフォルメされたkana.さんの仏様は若い方だけでなく、ご年配の方々にも大人気です。円形キャンバスの作品はロンドンから帰国し今回日本初出展の作品です。
雀蜂子さんの作品
▲青を基調とした点描画を描かれる雀さんの作品。少年と天使をモチーフに透明感の中にもどこかアンニュイな雰囲気が漂っています。
霧江さんの作品
▲霧江さんのイラスト作品。今回霧江さんはご自身の創作「龍の詩」の物語に登場する神々を描かれました。詳細な設定とダークファンタジーを彷彿とさせる絵は併設している原作本と共に若い方を中心にその世界観に惹き込んでいます
アトリエ優羽さんの作品
▲アトリエ優羽さんのパステル曼荼羅アート作品。パステルを使い、梵字や龍体文字の曼荼羅を花にのせて優しい色づかいと表現で描かれています。
徳平薫さんの作品
▲色鉛筆で描かれた徳平さんの作品。淡い色使いの中にも楽しいタッチで描かれた弁財天の姿は現代的でとても楽しい作品です。
Kirittai 大東守さんの作品
▲一枚の紙から切り出して折られるKirittai 大東さんの仏作品。「金剛蔵王大権現」は複数の紙を一枚の紙に繋げて切り、髪などの各部位は顔の相当部分に切り込みを入れて差し出すという大変ギミックの効いた作品です。
竹岡哲雄さんの作品
▲茶吉庵のお向かいにある来恩寺のご住職の竹岡さんの作品。本職で日常から神仏と対話されていることもあり、仏画を構成する線の一本や混色にも魂が宿っています。不動明王の掛け軸は新作です。
こばたまゆみさんの作品
▲こばたさんの絵画作品。アクリル絵の具で描かれたガネーシャと龍。光を思わせる柔らかなタッチと優しい色使いがスピリチュアリズムを感じさせる作品です。
飯島智子さんの作品
▲粒彩画(りゅうさいが)と呼ばれる砂を画材に用いた飯島さんの作品。18色あるカラーサンドによって描かれた可愛らしい仏様の姿は、見る人をほっこりと優しい気持ちにしてくれます。
櫻屋蜃気楼(さくやみらーじゅ)さんの作品
▲立体とイラストレーション作品。今回の神仏でも櫻屋の持ち味である”ユルい”作風は健在です。イラストレーションの”付喪神”は余白の活かし方が絶妙です。
濱谷宗慎の作品
▲キリスト降誕から架刑後までを描いた濱谷の切り絵作品。メタリックカラーによる切り絵本体の塗装とカラーセロファン、OHPフィルムによる着色でステンドグラス的な光による影の透過表現を施しています。
在廊していると、皆様”好き”な神仏がいらっしゃると、その作品をご覧になる時は自然と長くご覧になられています。
現代社会では「宗教」や「スピリチュアル」というと、どこか仰々しかったり、堅苦しかったり、怪しい印象を受けたりしますが、「好き」も「推し」も「信仰」も、どれも等しく礼賛であり、人の心の拠り所であったりします。
昔は「悪いことをするとお天道様が見ているよ!」と怒られましたが、きっと神仏というのは、実はとても身近な存在で、そんな良心や人間の在り方、心の拠り所が象徴した姿なのかもしれません。
第三回 神仏集合展
◆出展作家◆
阿部佑仁
アトリエ優羽
飯島智子
イイフミエ
岡島由紀子
kana.
神野美紀
霧江
Kirittai
こばたまゆみ
櫻屋蜃気楼
雀蜂子
竹岡哲雄(来恩寺)
谷口公太
徳平薫
濱谷宗慎
矢部あづさ
吉田イキル
◆開催日時
2022年11月25日(金) ~ 11月30日(水)
12:00 ~ 18:00まで
(最終日は16:00まで)
※入場無料
◆開催場所
茶吉庵ギャラリー
〒581-0883大阪府八尾市恩智中町3丁目-1
公共交通機関をご利用の場合は「JR環状線 鶴橋駅」から乗換え「近鉄 鶴橋駅」へ。「近鉄大阪線」普通にて「恩智駅」下車。 徒歩8分。
◆お問合せ
Tel:072-943-7007
E-mail:info@chakichian.co.jp
◆備考
・近鉄大阪線「恩智駅」下車 徒歩8分。
・会場に駐車場はございません。お車でお越しの際は駅周辺のコインパーキングをご利用下さい。
・駐輪スペースは茶吉庵入口前と森の地蔵前になります
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